2009年11月11日水曜日

ミステリ面白いのないかなぁ

久方ぶりにパソコンからブログを書く気がしますねぇ。ほんと、オヒサノシですw







新型インフルというものは恐ろしいこって……熱とか、気分の悪さとかはもう完璧に回復したのですが、咳が止まらない。むせるように、ときどきゲフンゲフンと。たまにたんも吐きますし……いつになったら終わるんだね?



オカンには「肺炎になっちゃうかなぁ」なんて不吉コメントもいただきましたぜw これ以上苦しいのはマジ勘弁してくださいorz よぉーし、咳しまくって風邪菌放り出すぜぇ!



とか言っていたら、今日学校で倒れかけたというw テストが終わって、通常授業も終わって、さあ掃除だ!と教室中が埃まみれになった途端に「ぐえっほ!」と喉の奥切れたんじゃないかって勢いのが。そのまま、塾にも行かずノートだけ職員室に取りに行って帰宅w



…………いつになったら私は塾へ行けるんですか?







楽しい話題がなかなか無い……。今日模試が終わって、国語と物理がいい感じだったくらいしかないなぁ。あと、学年閉鎖中にカラオケ行って遊んでたー☆とかぬかしてた我等が友人グループが、閉鎖期間終了時にインフルにかかって苦しんでいるというくらいでwww(ちょ



あと、何気に期末テストが迫っているというに、『イラスト強化日程』なんてやり始めてみました。各作品の登場人物を、一日二名ずつ、コピック着色までやっていくという鬼畜企画。今のところ、ガイル、ティルーナ、ステントラ、ユイまで完成して、隼人とゼンで早くも脱落です。ちなみに、今日は優香と賢造ペアのはずでした。ヤッタぜ☆(殴



最近、本当に小説読んでません。書いてるのも隻眼チームばっかり。ヤマネ×鷹音でもういっちゃっていいと思うんだコレ。これやっちゃったら幼女趣味ってことで鷹音に死亡フラグが立つけど(オイ)、ヤマネは精神年齢高いからいっty(終



…………いい感じに、創作方面もぶっ壊れてますねw



しかし、さすがに10/21から一切更新していないというのは、自分としてもかなり心苦しい……、つか、第六巻だけでも週一更新目指してたのに!?



うう、どうぞお楽しみに。次回のSTは、なぜかしら格好良くなってしまった糸目のヒロインでお送りいたします。ノシ






ここからは超気まぐれで書き出した、ホント一発書のSSです。どぞ。




ぱたん、と軽い音を立てて床に落ちたそれを、サリアは不思議そうな表情で拾い上げた。



「……えーと、これは」



条件反射のように、ぺらり、ぺらりと中をのぞく。そこで見たものに、サリアは思わず笑みが浮かんでしまうのを止められなかった。


と、そこで。



「姉ちゃん、部屋とれたぞー。ん、荷物もちゃんと自分の分持ってるな。行こうぜ」


「あ、はーい」



あまり造作の似ていない弟リックに勢いよく手を引かれ、サリアはつい今し方拾った、上品な革の手帳のことをすっかり忘れてしまった。普段からリックに物を落とす癖を怒られて、そのせいで新たに癖になった……『手に持っているものはとりあえず鞄へ入れる』という行動を、無意識のうちに行って。


客室の並ぶ三階へやってきた二人は、一つの部屋の前で立ち止まる。リックはカウンターで受け取った二つの鍵の内、一つをサリアに押しつける。



「じゃ、姉ちゃんはそっちの部屋な。一人部屋だから」


「あら、みんなで一つの部屋じゃないの?」


「…………姉ちゃん、自分の性別を把握して、さらに同行者の性別も把握しておいてくれ」


「私は女性で、リックは男の子だけど弟でー」


「アルシオだって男だっつーの!!! 別にあいつが一人部屋で、あいつに部屋代を払わせたっていいんだけどな! ったく……あいつの財布まで姉ちゃんが預かろうなんて言ったばっかりに」


「じゃ、リックくんはサリアさんと一緒の部屋で寝たいってこと?」


「のうわはっ!?」



その場から全身を震わせて飛び退いたリックだったが、勢い余ってそのまま廊下の壁に頭を叩きつけてしまう。ぶつけた部分を両手で強く押さえ、そのまま床を転げ回る。



「リック、大丈夫?」


「ごめんリックくん、驚かせちゃって」


「っん、っで、んな、のほほんと……!」



唐突に現れたマントの青年アルシオが差し出した手を払い除け、リックは涙目になりながらも、一人で立ち上がった。一歩踏み出し、少しふらつく。慌てて適当なところに捕まろうと右手を振り回し、サリアの鞄にそれを引っかける。


ぱたんっ



「え?」「ん?」



驚く姉弟の前で、鞄から落ちたそれを、アルシオがゆっくりと拾い上げる。つるつるとした革の表紙の手帳で、縁は金糸を縫い込んである。旅芸人であるサリアの鞄から出てくるには、かなり、場違いな品であった。



「サリアさん、これをどこで?」


「え、えーっと……それは……どこででしょう?」


「姉ちゃん、とうとう俺の知らないところで無意識のうちに犯罪を!」


「リック、さすがに私も怒りますよ」



にっこり笑って両手の拳をグーのまま構えるサリア。特に迫力もない、普段大人しい子が、ちょっと頑張って冗談を言ってみたくらいの雰囲気なのだが、リック、おまけにアルシオまで口をつぐむ。



「どうしました? アルシオさんまで」


「いえ、サリアさんの度胸は意外すぎるくらいあるということを身を以て知っているので……ごほん、とりあえず、この手帳をどうするかということを考えますか。といっても、私たちが取るべき道は一つですが」


「宿のカウンターに預けておくのがいいよな、やっぱ」





その上品な手帳の持ち主は、ずいぶんあっさりと見つかった。もしもサリアがこの手帳を宿屋の外で手に入れていたら、また状況は複雑になっていただろうが、結果は結果。



「本当に、ありがとうございました!」



そういって勢いよく、サリア達に頭を下げてきたのは、それほど上流階級の者とも思えない、ごくごく普通の格好をした男だった。この辺りに多い農夫にしては身綺麗なので、何かの職人なのかとリックのちょっとした好奇心が頭をもたげる。



「おっちゃんさ、その手帳すげぇ綺麗だよな。ひょっとしてそれ、おっちゃんが作った革のとか?」


「いいや、私はただの仕立て屋さ。この手帳とは、そんなに関係ないね。いや、私個人としては、大切というか恥ずかしいというか……はっ!」



最後の方はほとんどつぶやくようにしてから、男は蒼白になって、手帳の形が変わるのではないかと思うほどに強く握りしめながら、サリア達の顔を見上げてくる。



「あ、あの、皆さん……ひょ、ひょっとして中のものを見たり、なんて、してないですよね?」


「ええ、見てないです……」


「あ、私見てしまいましたけど」


「「「へ?」」」



男性陣三人に振り向かれて、しかしサリアは一向に気後れした様子を見せず、頬に片手を添えて、柔らかな笑みを浮かべた。



「とっても、素敵でしたよ。ええ、そういえば拾ったときに最初の方を何ページか……」


「わああああああああああああ忘れてくださいぃいいいいいいいいいいっっっ!!」


「なんだ、なんだよ、何書いてあったんだ姉ちゃん!」


「き、君も聞かなくていいから! 貴女もお願いですから言わないで……っ」


「綺麗な詩が書いてありました。自然の風景とか、ご家族の幸せのこととか、ご自身の感情の赴くまま」


「あぁあああああ……、すう、数ページしかって、貴女どれだけ、読んで」



恥ずかしさの余りそのまま床へ突っ伏しそうになっている男に、サリアはなおも、優しげな表情を崩さないまま続ける。



「私は舞手……もともと、そういった方面の芸術、作品に込められた人の気持ちを読み取ることは、できて当然と言われていましたから。あと、全然恥ずかしがる必要なんてありませんよ。とってもいい詩でしたもの」


「ふぅん、姉ちゃんがいい詩っていうぐらいなら、俺もちょっと見たいな~」


「わぁあ止めてくれ! そ、そこの帽子の人もこの子たちを止めて……!」


「いえ、なんか私も今後の展開が気になりますので、眺める側に」


「えぇええええ……」



……その後、その宿屋で、彼らはどうなったのか。


軽やかな足音と、様々な音色の波を作り出す笛の音が、一階から響きだし、その曲のもととなった詩が彼らには贈られましたと、さ。



□ Fin…



意味不明オツ/(^O^)\


ではさいならっ


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