この休日、ひたすら遊んでばっかりだったレンズです。嗚呼もうダメだ。
昨日は友人達と打ち上げって感じでカラオケに行って四時間ぶっ続け(最高)、その後もMy sisterの誕生日祝いということで寿司食べに行って(腹ヤバイ)、今日は午前中からアマルフィ見に行って(格好いい…)、その合間合間に、ポポロクロイス2のアルバムすべて見ました。ええ、ディスク三枚分全部。
ということで、私はハイです。躁状態? あれ何か違うかしら。まあいいかw
何か、子どもに返るのが早すぎる気がします。ポケモンも大好きですけど今度はポポロクロイスに熱を上げちゃってまあまあまあ! ポポローグいつクリアするのかな! ちょっと待って私来年受験よ!!!
そしてこんなものを見て悦……。最高ですよ、はっはっは!
始めてユーチューブ貼り付けた。これでファンが増えてくれるとかなり嬉しい。古いゲームなんて言わないで。ぜひPS1のヤツからやってちょうだい。むしろストーリー的にはこっちの方が大好き。ふふふ…。
と、ぽぽろポポロと騒いでおいて、下の方にちょっとした小話を投下してみるという。
昔々?でもないかなぁあって感じのお話です。
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ざくざくと固い雑草を踏みつけて、彼は道をつくっていた。
「……一体さぁ、なんで俺こんなことやらされてるんだろーね?」
「そりゃおっちゃんがドロボーなんてしたからだろっ! これでもオンビンに事を済ませてやろうっていうんだからな! 感謝しろっ」
「だぁかあら誰がドロボーだってんだぁ! あとお前、このぴちぴちお肌のお兄さんにおっちゃんとはなんだおっちゃんたぁ!?」
「じゃーフシンシャだいっ! こんなあっつい日なのに、ずーっと真っ黒のまんまじゃん!」
青年の後ろを歩くのは、眉間にしわが寄りっぱなしの幼い少年。腰についているお手製と思しきホルスターの中には、木を削って作られたちいさな銃が収められている。
「で、ステントラ! 今日俺に銃の使い方教えてくれたら、きっと明日にはそーんな仕事ともおさらばできるぜっ」
「却下、なんでガキに銃の使い方なんぞ教えにゃならんのだ」
「じゃ、ずーっとここで道作りでも洗濯でも収穫の手伝いでもしてろっ、ぶわーっか!」
少年はあっという間に機嫌を悪くさせると、盛大にあっかんべーをして走り去っていってしまった。残されたステントラは、どふぁーと妙に深いため息をつき、ちらちらと左右を眺める。
「親父さんとかお袋さんからも何か言ったらどーですかねぇ?」
「俺たちに敬語使ってんじゃねーよステンレス」
「だっかっらその言い間違いはやめやがれっ!?」
「ふふふ……『三十年前』からの口癖ですもの、そうそう直りはしませんよ、ええと、ああステッカーさん」
「この流れも最早懐かしい……」
光を通さないゴーグルの下で目を細め、ステントラはマントの中、ジャケットの内側を探った。
「銃が好きで、俺にそれを教えてもらおうって考えて、俺がはねつけたら拗ねるところまで、本当にお前のガキの頃そっくりだなぁ。つか生き写しじゃん。髪の色はエリーだけど」
「俺とは違わい、『いやらしー本あの不審者大事そうに抱えてニヤニヤしてた~』って感じの噂もまだ流してねーだろ、あいつ」
「おおおお前かっ!? お前があの屈辱的すぎる噂流しやがったのか!? あれからもう町出るまでご婦人からどこぞのご息女まで視線が嫌に冷たかったんだぜっ!!」
「で、どうしてお前、ここにまだいるんだよ」
唐突に、男が問う。ステントラは言葉を詰まらせ、そっぽを向いて口笛を吹いた。そこへぴしゃりと女、エリーが言う。
「答えてください。あなたがあの時から姿が変わらない理由は、私たちにはきっと、想像もできないことからなのでしょうが……どうして、今になって、この村に? 貴方が救ってくれた、この村に」
「救ったとか止めてくれ。ただ、あん時はイライラしてたしさ……、どっかにドカーンとデカイのぶっ飛ばしてやりたかったんだよ」
「昔のことを聞いてるんじゃねーよ。今だ、今」
男の更なる問いかけに、ステントラは口をつぐむ。これは何を聞いても無駄か、と諦めかけたとき。
「奇跡が、な。起こるかもしれねーんだ」
ふと、つぶやかれた言葉。
「ホント、あの馬鹿無茶しやがるんだけど……また、あいつらに逢えるって。そしたら、嬉しいんだけど、あの馬鹿がどうにかなっちまうんじゃねーかって、グラグラして」
「……不安、なのですね? ステントラ」
エリーがそっと近づき、彼の頭を撫でる。
「ここで、貴方の心が、少しでも安まるのなら、いつまでも。けれど、不安にはいずれ決着をつけなくてはなりません」
「わか、ってら。俺、一体どんくらい生きてると思ってんだよ……」
「少なくとも、私たちの人生以上は。でも」
「今のお前、すげぇ子どもみたいだな。まあ大丈夫大丈夫! 気をしっかり持っておけよ、な?」
丘の上に、影三つ。
日が昇り、日が落ち、星々が空に映し出された頃。
地上にも光が瞬き、影、二つ。
「あーいつ、今度は一体、いつ来るかね」
「さあ、けれど、もう一度くらい会いに来てくれると嬉しいですね」
Fin...
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ステントラの過去話?でした。とりあえず、ステントラの年齢がさらに謎になったという感じで。
ステントラのセリフがやたら意味深ですが(『あの馬鹿』とか『あいつら』とか)、分かる人には分かるはず。彼が一体誰に会いたがっていたのか。ま、誰の心配してるかまでは分かりませんがね。
ではでは。