2011年4月13日水曜日

果てしなく果てしない…

この間あげてた作業中のイラストは完成しました。



ただいま完結マンガをざくざく制作中。おせぇwww



そして、合間にこんな小話できました。すっげぇ果てしない……ていうか意味不明にもほどがあるwww



一応世界観はSTなんですが、もう創世からちょっとたったくらいのお話で……つまり時系列的に言って、何年前?(大爆



短いですが、まあ、興味のある方だけどーぞ。ぶっちゃけ作者もいまいちよくわかってません←








小話・「神さまの子供たち」



 ……オーケー、状況を整理してみよう。
 僕は昨日、夜明けとともに両親に叩き起こされ、兄弟含む家族全員でフカシ豆の収穫をし、それを綺麗に選別して袋に詰め、次に来る行商人たちに売る準備までして日が落ちたころばったりと倒れ込んだ。
 そして、今日。
 目を覚ましてみると、目の前でわんわんぼろぼろ泣いてる女の子がいたってどういうこと?


「…………君、誰?」
「ふ、ふぇええええっ! わわわ私だってあなた誰って聞きたいんですよーっ!?」


 ふむ、どーやらこの子もこの状況に混乱しているらしい?
 白いワンピースの上にふわふわしたローブを着込んでいて、そのローブの裾や袖口には金色の糸で刺繍がされている。髪も肌も朝日にきらめいていて、行商人たちからたまに聞く、貴族ってヤツを彷彿とさせる子だった。何より、今まで見たこともないくらい美少女。村一番の器量よしっていわれる姉が霞むなぁ。
 まあ、僕だってこれだけびびっている訳なのだから、いきなり農家のみすぼらしく埃っぽい家に現れた彼女は、そりゃもう想像を絶する心細さを感じていることだろう。


「えっと、とりあえず、名前は? 君、貴族だよね……多分」
「ふっふえっ……え、えっと……え、エリスシアっていいます」
「ぶっ!?」


 すごい大層な名前をつけられたもんだ。まさかの幸福の女神!!! だけど僕からしてみれば、まったく名前負けしてるようにみえないわーすごいなーこの子。


「…………うん、フルネームで呼ぶとちょっとアレ、僕の精神安定上問題起こしそうだから、エリィでいい?」
「あ、は、はい……シャムくん」


 ………………………………あっれえ?


「僕、まだ名前言ってないよね?」
「で、でも私は知ってるんですよ-! あれです、あれ!」


 彼女はいつの間にか涙を引っ込めていて、とても慌てた様子で僕の手をつかんだ。


「と、とりあえず今は絶賛大ピンチなんですー!!! 逃げましょう逃げましょうとりあえず逃げましょう!」
「待って話がこれっぽっちもみえない!!!」


 そうこうしている間に、彼女の周りに綿みたいな白くて淡い光の球が浮かび上がる。それは僕のほうへ近づいてきて……。


「みーつけ、た」
「きゃー!!!?」


 突然、窓のほうから……なんと言えばいいんだろう? 霧みたいな、雲みたいな、でもちょっととげとげしてる感じの、よくわからないものが現れた。それはよーく見ると、人の顔をしているような気もして。
 あと、とりあえず。
 すっっっごいやばそうだっていうことはわかった……!!!


「ちぇ、チェルフロア-!!!」
「どぇええええええええっっっ!!?」
「ああ、まって、まってー」


 のんびりした口調とは裏腹に、霧から素早く触手じみたものが伸びてくる。エリィがも一回悲鳴を上げて。
 世界が真っ白になりました。


 ……え、僕、どうなるの!?





どうなるんだろうね!!!←


世界観まできっちり見てる人は「ん???」ってなる展開。だよね!


とりあえず、ここ、舞台はちゃんと地上ですよ。人間界ですよ。


では放置して帰る(逃


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